小説「グレイなる一族」
エピソード四拾壱 「グレイなる芳香」
エピソード四拾壱 「グレイなる芳香」

I am GALY・・
私の名は、グレイ

季節はもう梅雨に入ろうとしている頃の事である。「グランマ」の意地悪によって、私の食事は日に三度しか与えられなくなったのだが、と言ってもたまに「アーノルド」や「セバスチャン」から隠れてもらってはいたのだが、それでもタイミングの合わない事はこの「ニャン生」に幾度もあることなのだが・・

簡潔に述べると、

グレイ「腹減ったあ減った・・減ったニャオーン♪」

どうして私ばかりがこんなにいつもダイエットの為にお腹を苦しめなければならないのであろうか・・こんな時の私はまるで世界中の不幸を背負っているような気がして、てbbで救いなどにならないが神様(作者)にだって、助けを求めたくもなるのだが、駄目でもともとで「グレイ山脈」でパソコンをしている「グランマ」にねだってはみるのだが、彼女は当然の如く「グレイ語」の使えないフリをするがたまらなく寂しいのだ。(特にお腹が寂しい・・)

寂しくて仕方ないので「グレイ山脈」に私も上りパソコンのキーボードと「グランマ」の顔の間めがけて歩いて行き「グランマ」の左頬に頭突きをしてから尻尾に力入れて、彼女の顔を左に向かせて見ることで彼女の注意を引いてみるのだが、パソコンに夢中の彼女にはそれさえも無視するのだ。仕方がないので今度は逆の方向から彼女の注意を引こうと
折り返した・・

そのとき!!

グランマ[もうグレイちゃんお尻臭い!!コペコペじゃないの!!]

私この「グレイランド」を建国してから、日々統治する者に相応しい貫禄を身に付ける為に鰹節を沢山食べていたせいか?いつから用便の大をした後、私自身がお尻の周りに
ついた用便の大の残りが処理できなくなってしまったのだ。分かりやすく説明する大便をした後に私の舌が肛門に貫禄のせいで届かなくなったので、私の肛門の周りには大便の残りカスが放置されている状態なのだ。

大便の残りカスは時を過ぎるほどに風化して、「チョコチップ」にその姿を変えるのだが
これは食べていけないものなので、普段尻尾で肛門を隠し「アーノルド」に見せないよう
にしている・・


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