天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
「大丈夫。寝てしまってごめんなさい」

「寝てればいい。俺たちの仕事が不規則なのは、季帆もよく知ってるだろ? 俺に振り回されてたら季帆が倒れる」

「その前に陽貴さんでしょ?」


 看護師をしていた頃はもっとハードな勤務をこなしていた。
 意外に夜間のオペは多く、夜勤もしょっちゅうあったからだ。

 しかしクラークになった今は昼間だけの勤務なので、規則正しい生活ができる。


「俺は大丈夫だよ。ちゃんと鍛えてるから」


 たしかに、彼は脱ぐとすごい。
 お腹は六つに割れているし、上腕二頭筋なんてほれぼれするほど筋肉がついている。

 特に脳神経外科はオペが長時間にわたるケースも珍しくはないので、手術をするドクターには体力が必須なのだ。


「でも心配」


 そうした勤務はあたり前だったはずなのに、愛する旦那さまがそれをこなしていると気が気でない。


< 24 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop