天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
「レシピ通り作ってるだけだよ。実家にいるときはあんまりやってなかったし」
料理は嫌いではないが、実家にいた頃は母に頼るばかりであまり自分で作ろうとはしなかった。
看護師の仕事がハードだったせいもあるけれど。
「でも、バレンタインに毎年手作りチョコくれたよね。お嫁さんにしてくださいって書いてあったメッセージカード、今でも持ってるぞ」
「嘘……」
そんなことをしていたのは、十歳くらいまでの話だ。
その頃は手作りといってもほとんど母が作っていたし。
「嘘じゃないさ。ハル兄なんて嫌いと言われたときのために、証拠は押さえておいたんだ」
嫌いになんて一度もならなかった。
そういえばケンカも記憶にない。
全部陽貴さんが私のわがままを聞いてくれていたんだろうな。
「証拠って……」
料理は嫌いではないが、実家にいた頃は母に頼るばかりであまり自分で作ろうとはしなかった。
看護師の仕事がハードだったせいもあるけれど。
「でも、バレンタインに毎年手作りチョコくれたよね。お嫁さんにしてくださいって書いてあったメッセージカード、今でも持ってるぞ」
「嘘……」
そんなことをしていたのは、十歳くらいまでの話だ。
その頃は手作りといってもほとんど母が作っていたし。
「嘘じゃないさ。ハル兄なんて嫌いと言われたときのために、証拠は押さえておいたんだ」
嫌いになんて一度もならなかった。
そういえばケンカも記憶にない。
全部陽貴さんが私のわがままを聞いてくれていたんだろうな。
「証拠って……」