天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
「季帆がいつか結婚相手を連れてきたら、つきつけてやろうと。俺の妹を汚すやつは許さないとずっと思ってた。その気持ちが嫉妬だとわかったのはずっとあとだけど」


 はにかむ彼は、ご飯を口に放り込んだ。


「だからなにも心配いらない。季帆と一緒にいるのが幸せなんだ」


 もしかして『無理させてごめんね』と漏らしたのが聞こえていた?

 彼の優しい配慮に胸が熱くなる。


「うん。私も幸せ」
「それ、煽ってる?」
「違うよ!」


 白い歯を見せて楽しそうに笑う彼の言葉を信じよう。

 それから私たちは笑顔で食事を食べ進めた。

 筋トレをすると張り切っていた彼だけど、お風呂に入ったあとは私を抱きしめて眠りについた。
 しかし濃厚なキスだけは忘れなかった。



 翌朝は一緒に出勤したものの、彼は外来に直行。
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