【完】セカンドマリッジライフ
「やっぱり雪乃何か変。 何だよ。何かあったら俺に言えよ…」
「ほんとーに…ほんとーに何もないの…大丈夫だから」
また言ってしまった’大丈夫’ そういう所ちっとも変っていない。
本当は大丈夫なんかじゃないくせに、自分一人じゃあ抱えきれないくせに…。
それ以上利久さんは詮索はしてこなかったが、いつもより不機嫌になってしまう。
家にはいつも利久さんが居て、仕事中もずっと一緒。 ほぼ離れることがないから、琥太郎とゆっくり連絡も取れていない。
きちんと話をして私はもう二度とモデルなんてしないって納得してもらわなくては
ニューヨークの会社と琥太郎の会社のコラボアクセサリー。 きっと大きな話だ。 モデル時代だったら喜んで受けていた話に違いない。 けれど全然想像が出来ない。
高価なアクセサリーに身を包む自分も、カメラの前で笑ってポーズを決める自分も、あの輝かしい世界に居た頃の自分をもう想像さえ出来ない。