俺様幼馴染は素直になれない!
ニセ彼女の掟
今日は休日でゆっくり休んでいた。
自分の部屋のベッドで横になりながらも、寝返りをうち寝ていた。
「結愛、結愛」
誰かの声がすると思い、パチっと目を開くと、瑠翔が私の視界から入ってきた。
あー、どうせ夢だろう。
何してんだ、うん?
誰かが私の頭に手を乗せて、ポンポンしていると思いながら、また私は目を閉じた。
なんだ?私は自分の頭に手を当てると、誰かの手が当たった。
その手は生温かった。
半開きの目を見開いてみると、そこには瑠翔がいた。
「な、なんでいるの?」
私は目を大きく開けて、左を向いて、目の前にいる瑠翔に声を発した。
「…さっきからいるけど」
瑠翔は、うん?と首を傾げて私に言ってくる。
私は我に返って、起き上がる。
「え?だからってまた、あそこから」
私は苦笑いを浮かべて、瑠翔がいる後ろを振り向いて聞く。