御曹司は初心なお見合い妻への欲情を抑えきれない


「大事に、預からせていただきますね」
「ああ。頼むな」

大きな手が頭を撫でる。

離れていく手。この先の会えない十二日間。
まだ東堂さんは目の前にいるっていうのに、もう寂しいと感じてしまっていた。









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