能力を失った聖女は用済みですか?
気配を消したディアーハを確認して、私は集落へと歩き出した。
取り囲む松明は、侵入者を阻むように赤々と燃えている。
出入口付近は更に多くの松明が灯されて万全の警備態勢のようだ。
裏から入った方が目立たないかもしれない。
そう考えて、私は裏へと回った。
思った通り裏は薄暗く、お誂え向きに柵の壊れているところがある。
どうぞここからお入り下さい、と言っているような場所だけど、そこ以外に誰にも見られずに侵入できる所は見当たらない。
「お邪魔します……」
一応呟いてから、私は侵入を試みた。
不法侵入は犯罪である……という馴染みある現代の法律が、不意に頭の片隅に浮かんだのだ。
ドキドキしながら、壊れた柵を潜っている途中で、突如、何かが私の行く手を塞いだ。
大きな何かが、内側からグイグイと私を押す。
取り囲む松明は、侵入者を阻むように赤々と燃えている。
出入口付近は更に多くの松明が灯されて万全の警備態勢のようだ。
裏から入った方が目立たないかもしれない。
そう考えて、私は裏へと回った。
思った通り裏は薄暗く、お誂え向きに柵の壊れているところがある。
どうぞここからお入り下さい、と言っているような場所だけど、そこ以外に誰にも見られずに侵入できる所は見当たらない。
「お邪魔します……」
一応呟いてから、私は侵入を試みた。
不法侵入は犯罪である……という馴染みある現代の法律が、不意に頭の片隅に浮かんだのだ。
ドキドキしながら、壊れた柵を潜っている途中で、突如、何かが私の行く手を塞いだ。
大きな何かが、内側からグイグイと私を押す。