能力を失った聖女は用済みですか?
「おっ!カイエン様、ルナさんと買い物かい?」
道行く私達に雑貨屋の主人から声がかかった。
彼は初期、ルナシータ製造の手伝いに来てくれていたけど、奇跡後、また雑貨屋を再開した。
大通りの露店には、そうした店が多く、顔馴染みの人ばかりなのである。
「ああ。ルナの新しい衣装を仕立てようと思ってな」
「そうかい!生地なら広場にいる商隊のがいいよ。どれも異国の高級素材でね。いいのがあると思うよ?」
「ありがとう!今から行こうと思ってたところだ!じゃあルナ、急ごうか」
「え?あ、はいっ」
言うや否や、カイエンは私の手をぐいぐい引いて小走りになった。
その様子を見て、雑貨屋の主人は目を細め、慌てて私は頭を下げた。
大通りを抜けた広場には、白いテントが所狭しと並んでいた。
元々店舗を構えない商隊は、他国でもこうして商売をするらしく、異国の様々なものがテント中に並んでいる。
どれもこれも珍しいものばかりで、私はキョロキョロと目を泳がせた。
「さてと。生地は……あ、あそこにあるぞ!」
カイエンの指す方には、色鮮やかな生地が沢山掛けられたテントがある。
ハッキリとした発色のものから、淡い色のものまで多種多様。
柄もいろいろある。
道行く私達に雑貨屋の主人から声がかかった。
彼は初期、ルナシータ製造の手伝いに来てくれていたけど、奇跡後、また雑貨屋を再開した。
大通りの露店には、そうした店が多く、顔馴染みの人ばかりなのである。
「ああ。ルナの新しい衣装を仕立てようと思ってな」
「そうかい!生地なら広場にいる商隊のがいいよ。どれも異国の高級素材でね。いいのがあると思うよ?」
「ありがとう!今から行こうと思ってたところだ!じゃあルナ、急ごうか」
「え?あ、はいっ」
言うや否や、カイエンは私の手をぐいぐい引いて小走りになった。
その様子を見て、雑貨屋の主人は目を細め、慌てて私は頭を下げた。
大通りを抜けた広場には、白いテントが所狭しと並んでいた。
元々店舗を構えない商隊は、他国でもこうして商売をするらしく、異国の様々なものがテント中に並んでいる。
どれもこれも珍しいものばかりで、私はキョロキョロと目を泳がせた。
「さてと。生地は……あ、あそこにあるぞ!」
カイエンの指す方には、色鮮やかな生地が沢山掛けられたテントがある。
ハッキリとした発色のものから、淡い色のものまで多種多様。
柄もいろいろある。