能力を失った聖女は用済みですか?
私とカイエンは店の前で物色した。
「わぁ、鮮やかですねぇ……」
「すごい量だな。好みを探すのも大変そうだ……」
「はい。何かアドバイス……助言が欲しいところですねー」
すると、誰かがスッと目の前に立った。
それは「待ってました!」とばかりのタイミングの良さである。
「いらっしゃい!お見立てしましょうか?美しいお嬢さん」
声を掛けてきたのは異国の商人で、洋風と和風が混じりあった不思議な衣装を着ていた。
「珍しい衣装ですね?どちらの国の方ですか?」
「ヤマトマですよ」
「ヤマトマ……あ、確か北の方の……やっぱり国や気候によって、民族衣装も変わってくるんですね」
「ええ。北の国は肌寒いので、生地も少し厚く作られています。しかし、通気性も良くシャンバラでも快適に着てもらえると思いますよ?どうぞ、触ってみて下さい」
商人は生地の一つを広げて差し出した。
言われるままに生地を撫でると、えもいわれぬ滑らかさに驚かされた。
これは、着心地もいいに違いない!
「なかなか良さそうだな。発色も問題ないし、丈夫な上に軽やかで。これに決めるか?」
カイエンもヤマトマの生地が気に入ったようなので、私は直ぐ様頷いた。
「わぁ、鮮やかですねぇ……」
「すごい量だな。好みを探すのも大変そうだ……」
「はい。何かアドバイス……助言が欲しいところですねー」
すると、誰かがスッと目の前に立った。
それは「待ってました!」とばかりのタイミングの良さである。
「いらっしゃい!お見立てしましょうか?美しいお嬢さん」
声を掛けてきたのは異国の商人で、洋風と和風が混じりあった不思議な衣装を着ていた。
「珍しい衣装ですね?どちらの国の方ですか?」
「ヤマトマですよ」
「ヤマトマ……あ、確か北の方の……やっぱり国や気候によって、民族衣装も変わってくるんですね」
「ええ。北の国は肌寒いので、生地も少し厚く作られています。しかし、通気性も良くシャンバラでも快適に着てもらえると思いますよ?どうぞ、触ってみて下さい」
商人は生地の一つを広げて差し出した。
言われるままに生地を撫でると、えもいわれぬ滑らかさに驚かされた。
これは、着心地もいいに違いない!
「なかなか良さそうだな。発色も問題ないし、丈夫な上に軽やかで。これに決めるか?」
カイエンもヤマトマの生地が気に入ったようなので、私は直ぐ様頷いた。