能力を失った聖女は用済みですか?
「アルバーダから来たそうだ」
「アルバーダ!?また遠いところから……開墾地を求めてですか?それとも物資を求めてですか?」
「いえ……シャンバラの王様に会いに来ました」
そう言うと、カイエンとシスルは顔を見合わせ、それから、二人して私を凝視した。
「シャンバラの王……か?」
聞いたのはカイエンだ。
「はい。シャンバラの王は、率先して遠くの集落まで物資を補給しに行っています。それが、集落を出られない老人達の命を繋いでいるのです。そんな愛と正義に満ちた国王陛下にお会いして、私も何かこの国のために出来ないかと……何がおかしいんです?」
話の途中から、シスルがクスクスと笑い始めた。
反対にカイエンは、びっくりしたように口を開けている。
「ちょっと!失礼じゃない?私、国王陛下の男気に感動して、どうしても会いたい、力になりたいって、ここまで来たのに!」
「ふ……ふ、ふはははっ!あははははっ!いやぁ、楽しい!楽しすぎる!あ、あな、あなたは、王の名前も……くくっ……姿も知らないんですね?」
シスルはもう、遠慮なく爆笑している。
「はぁ!?名前くらい知ってますよ!確か……カイエン……」
……あ、れ?
ブンッと頭を振って、隣を見ると、照れ臭そうにした男が佇んでいる。
謎の男、カイエン。
ハシムに聞いた、国王の名前もカイエン。
今まで集めた情報を整理すると……このカイエンがカイエン陛下である可能性は極めて……高い!?
「アルバーダ!?また遠いところから……開墾地を求めてですか?それとも物資を求めてですか?」
「いえ……シャンバラの王様に会いに来ました」
そう言うと、カイエンとシスルは顔を見合わせ、それから、二人して私を凝視した。
「シャンバラの王……か?」
聞いたのはカイエンだ。
「はい。シャンバラの王は、率先して遠くの集落まで物資を補給しに行っています。それが、集落を出られない老人達の命を繋いでいるのです。そんな愛と正義に満ちた国王陛下にお会いして、私も何かこの国のために出来ないかと……何がおかしいんです?」
話の途中から、シスルがクスクスと笑い始めた。
反対にカイエンは、びっくりしたように口を開けている。
「ちょっと!失礼じゃない?私、国王陛下の男気に感動して、どうしても会いたい、力になりたいって、ここまで来たのに!」
「ふ……ふ、ふはははっ!あははははっ!いやぁ、楽しい!楽しすぎる!あ、あな、あなたは、王の名前も……くくっ……姿も知らないんですね?」
シスルはもう、遠慮なく爆笑している。
「はぁ!?名前くらい知ってますよ!確か……カイエン……」
……あ、れ?
ブンッと頭を振って、隣を見ると、照れ臭そうにした男が佇んでいる。
謎の男、カイエン。
ハシムに聞いた、国王の名前もカイエン。
今まで集めた情報を整理すると……このカイエンがカイエン陛下である可能性は極めて……高い!?