能力を失った聖女は用済みですか?
「そ、そうですか?」
「ああ。それに、だ。見たところお前、シャンバラ生まれではないだろ?」
え?バレてる!?
思わずビクッと震えた私に、カイエンが取り繕う。
「あっ、いや、それが悪いと言ってるんじゃない。髪の色や目の色が違うからそう思ったんだけで……シャンバラが故郷でもないのに、ここまで協力してくれるなんて聖女のようだなと」
「ひっ!」
「ひ?」
私が漏らした声にカイエンが首を傾げた。
これ、バレてる……でしょう?
バレる要素は全く無かったけど、なぜかバレてる……。
私は身動ぎもせず、目を見開いてカイエンを凝視する。
知っているのか確かめようか、迷っていると、彼の方が口を開いた。
「オレ、何か言ったか?」
「せ、聖女……と……」
「ん?あ!ああ、すまない!比べられるのは嫌だったか……そうだろうな。あんな冷酷無比な女と一緒にされるのは気分が良くないだろう」
カイエンは腕を組んで頷いた。
ほっとすると同時に沸き上がる、微妙な思い。
どうやらバレてはいなかったけど……釈然としないなぁ。
「ああ。それに、だ。見たところお前、シャンバラ生まれではないだろ?」
え?バレてる!?
思わずビクッと震えた私に、カイエンが取り繕う。
「あっ、いや、それが悪いと言ってるんじゃない。髪の色や目の色が違うからそう思ったんだけで……シャンバラが故郷でもないのに、ここまで協力してくれるなんて聖女のようだなと」
「ひっ!」
「ひ?」
私が漏らした声にカイエンが首を傾げた。
これ、バレてる……でしょう?
バレる要素は全く無かったけど、なぜかバレてる……。
私は身動ぎもせず、目を見開いてカイエンを凝視する。
知っているのか確かめようか、迷っていると、彼の方が口を開いた。
「オレ、何か言ったか?」
「せ、聖女……と……」
「ん?あ!ああ、すまない!比べられるのは嫌だったか……そうだろうな。あんな冷酷無比な女と一緒にされるのは気分が良くないだろう」
カイエンは腕を組んで頷いた。
ほっとすると同時に沸き上がる、微妙な思い。
どうやらバレてはいなかったけど……釈然としないなぁ。