能力を失った聖女は用済みですか?
「ルナ?」
「あ!はい、何でしょう?」
振り向くとカイエンが、心配そうな様子で私を見ていた。
「どうしたんだ?疲れたのか」
「いえ?全く疲れてませんけど……」
謎かけを解くので少々脳が疲れましたけど、それ以外はめちゃくちゃ元気です。
「そ、そうか?いや、一人で畑に立ってるから……どうかしたのかと……」
「は?一人じゃないですよ?ほら、この子が……」
私はカイエンから視線を逸らし、少女の方へ向いた。
しかし、そこには誰もおらず、緑が繁るイモ畑が広がるだけだった。
「この子?」
「今……ここに……女の子が……あ、え?ええっ!?」
私は一体、何を見たのだろう……。
さっきの少女が精霊じゃないんだったら、何なのだろう。
そう思った瞬間、背筋がゾゾッと凍りついた。
精霊……じゃなくて……幽霊……?
シャンバラの大干ばつで、不幸にも亡くなってしまった少女の霊だろうか。
「カイエン様……この辺りって、干ばつで亡くなった方とかいました?」
「何人かはな……それでも少ない方だとは思うが……」
「そうですか……」
ということは。
信じたくないけど、幽霊だったのだろうか。
あの妙な謎かけも、意味のわからない言葉も、迷い出てきた幽霊の見せた幻……。
「本当に大丈夫か!?どこかの家で横になるか!?」
「へ、平気ですよ!それよりも、倉庫の建築を急がないと。私も手伝いますから、今日中に仕上げちゃいましょう!」
「あ、うん。それはそうだが。ルナの手伝いはいらないぞ?戦力になりそうにない」
「何でですかー!私だって、釘くらい打てますよ」
意地になって叫ぶ私と、あははと笑うカイエン。
明るくなった雰囲気を見て、私は心底ほっとした。
精霊が見えなくなって、幽霊が見えるようになりました、って何の冗談よ!
私、オカルトは苦手なんだから!
「あ!はい、何でしょう?」
振り向くとカイエンが、心配そうな様子で私を見ていた。
「どうしたんだ?疲れたのか」
「いえ?全く疲れてませんけど……」
謎かけを解くので少々脳が疲れましたけど、それ以外はめちゃくちゃ元気です。
「そ、そうか?いや、一人で畑に立ってるから……どうかしたのかと……」
「は?一人じゃないですよ?ほら、この子が……」
私はカイエンから視線を逸らし、少女の方へ向いた。
しかし、そこには誰もおらず、緑が繁るイモ畑が広がるだけだった。
「この子?」
「今……ここに……女の子が……あ、え?ええっ!?」
私は一体、何を見たのだろう……。
さっきの少女が精霊じゃないんだったら、何なのだろう。
そう思った瞬間、背筋がゾゾッと凍りついた。
精霊……じゃなくて……幽霊……?
シャンバラの大干ばつで、不幸にも亡くなってしまった少女の霊だろうか。
「カイエン様……この辺りって、干ばつで亡くなった方とかいました?」
「何人かはな……それでも少ない方だとは思うが……」
「そうですか……」
ということは。
信じたくないけど、幽霊だったのだろうか。
あの妙な謎かけも、意味のわからない言葉も、迷い出てきた幽霊の見せた幻……。
「本当に大丈夫か!?どこかの家で横になるか!?」
「へ、平気ですよ!それよりも、倉庫の建築を急がないと。私も手伝いますから、今日中に仕上げちゃいましょう!」
「あ、うん。それはそうだが。ルナの手伝いはいらないぞ?戦力になりそうにない」
「何でですかー!私だって、釘くらい打てますよ」
意地になって叫ぶ私と、あははと笑うカイエン。
明るくなった雰囲気を見て、私は心底ほっとした。
精霊が見えなくなって、幽霊が見えるようになりました、って何の冗談よ!
私、オカルトは苦手なんだから!