チョコなんてあげないっ!
え……?
あたしの思考が、一時停止した。
今、広斗があたしのことを……
『好きだ』って、言ったの?
「琳が、俺にチョコくれないって言ってたから。今年は、本命の奴にしかあげないって。
それで……ああ、琳は他に好きな奴がいるんだなって思って。
だったら、今年は自分からチョコを渡して、琳に告白するって決めたんだよ」
「ほっ、ほんとに?」
「ほんとだよ。昔からずっと、俺はお前しか興味ねぇから。
こんなこと、嘘ついてまで言わねぇよ」
夢じゃ……ないんだ。
「だからさ。今年のバレンタインは、女子からのチョコは受け取らないでおこうって決めたわけ。ただ、身内は除いてだけどな」
そうだったんだ。
段々と、嬉しさが込み上げてくる。