秘密のカンケイ
どこからが浮気、ととるかは人によるだろう。雄大のように身体の関係アリは確実なクロだろう。じゃあ私の場合は…?アオイに慰めてもらっているような不思議な関係でもアウトだろう。

万が一雄大と結婚しても、私はまたどこかで不安になって諦めて同じことを繰り返すかもしれない。

これでは誰も幸せになれない。やっぱり早く別れなきゃ。そう決意を決めて、家に行く約束をしている雄大の家に急いだ。

「おかえり!やっぱり今週大変なんだな。野菜炒めとかだけどご飯一応作ってるから食べるか?」

えっ…と思った。二年付き合ってご飯を作ってくれたことなどほとんど無いのだ。作るときは何かあるとき…。それは浮気を隠そうとしている時も含めだ。

「ご飯作ってくれるって珍しいね。ありがとう」
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