王子と社長と元彼に迫られています!
「やっぱり元彼のことが好きだと気づいた時にはそいつには彼女が出来ていた・・・違うか?」

「!?」

「そうなんだな。」

その言葉に無言で頷く。

「名古屋に行くのは、あいつの会社に入りたいからか、それとも俺と星谷紬とその元彼から逃げるためか、どっちだ?」

「・・・それは・・・。」

「すぐ答えられないということは後者なんじゃないか?うちの秘書の仕事にも少しは興味を持ってくれていたんじゃないかと思っていたんだが。今だってチームセクレタリーをしているんだろう?」

「・・・。」

図星過ぎて何も言えなかった。

「星谷紬がお前に何を言ったのか、だいたいわかる。会社を辞めてフリーになって自分も名古屋に行くとか、弟としてでもいいから一緒にいたいとか言ったんだろう。」

「!?どうして・・・!?」

「前にも言ったが人を見る目には自信がある。あいつは見た目は癒し系王子でもガツガツ猪突猛進タイプだからな。だから人として男として魅力的なんだ。お前もそう思っているだろう。」

「はい。」

「・・・あいつも同じことを言ってくれたんじゃないかと思うが、ちさが俺ではなくあいつを選んでも納得ができた。元彼とよりを戻すのでもいい。でも・・・。」

そう言いながら近づいてきた暁さんにぎゅうっと抱きしめられる。
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