王子と社長と元彼に迫られています!
「!?ちょっと!そこじゃない!」

「膨らんじゃって、って言うから。」

そう言いながら彼の手はそこを撫でている。

「そこは元々膨らんでるの!もぅ、何このやりとり、コントじゃないんだから・・・乾杯の一杯しか飲んでないのに、酔ってるの?」

優悟の方を向くと一瞬色づいた目が見え、次の瞬間ソファに押し倒されながら唇が繋がった。唇の接続部分から濡れた音が上がる。先程あんなに美味しい料理を食べたのに、私が本当に味わいたいと求めていたのは彼の唇だったようだ。唇や舌が意思を持っているかのように自ら彼と触れ合いにいく。こんなに積極的にキスに応えのは初めてのことだ。

カーディガンのボタンを全て外し、カットソーの中に入ってきていた優悟の手はすぐさま背中のロックを外して『元からある膨らみ』を解放すると、それを存分に堪能していた。


「・・・本当にお腹いっぱい?もうどこにも何も入らない?」

すっかり息が荒くなった頃、濡れた目の優悟に聞かれる。服の上に出てきた彼の手は下の方に下りてきてお腹のもっと下の部分で止まる。

「ここには・・・何も入らない?」

「・・・!?!?」

「俺もお腹いっぱいだけど、あの夕食は前菜に過ぎない。俺のメインディッシュは千咲だから。」

そんな台詞、漫画の中ならいいけれど、実際言われたら『寒い』と思ってしまいそうなのに、ドキドキしかしないほどにそこに漂っていた雰囲気は甘く、それに酔いしれてしまっていた。酔っているのは私も同じだったのだ。

「俺達、ソファでってないよな。俺の家にも千咲の家にもソファないし。」

「!?ここで・・・?駄目だよ・・・その、家のならいいけど、汚したりしたらよくないし。」

「汚すくらいのことになるんだ?」

そう言った優悟は悪魔のように妖しく笑った。

「その笑い顔、暁さんみたい・・・あっ!」

恥ずかしさからついついそんな言葉をこぼしてしまい『まずい。』と思った時には既に遅かった。ニットを膨らみの上までまくり上げられ、スカートも一番上までめくり上げられた。
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