受難体質の女軍人は漆黒の美形獣人に求愛される
「あの、デューク? あなたがあの時の馬だったって、疑っていたわけじゃないのよ? でも、ごめんね。せっかく獣人になってくれたのに、私、馬の姿のあなたにもまた会いたいって思っていたから、嬉しくて……」
デュークの目は、レーヴから逸らされてばかりだ。
合いそうで合わない視線に、レーヴは勘違いなんかじゃないと確信する。
(こんな状態じゃ、告白もできない)
レーヴを突き動かしていた強い気持ちが、あっという間に冷えていく。
気持ちと一緒に体の熱まで奪われていくようで、レーヴはブルリと体を震わせた。
「デューク……どうして、目を合わせてくれないの?」
レーヴの問いかけに、デュークがしょんぼりと項垂れる。
どうしてデュークはそんな態度を取るのだろう。
出会った時はあんなにも意思疎通できたのだから姿は関係ないはずなのに、今は全然わからない。
デュークの目は、レーヴから逸らされてばかりだ。
合いそうで合わない視線に、レーヴは勘違いなんかじゃないと確信する。
(こんな状態じゃ、告白もできない)
レーヴを突き動かしていた強い気持ちが、あっという間に冷えていく。
気持ちと一緒に体の熱まで奪われていくようで、レーヴはブルリと体を震わせた。
「デューク……どうして、目を合わせてくれないの?」
レーヴの問いかけに、デュークがしょんぼりと項垂れる。
どうしてデュークはそんな態度を取るのだろう。
出会った時はあんなにも意思疎通できたのだから姿は関係ないはずなのに、今は全然わからない。