後宮の化粧師は女装貴妃に溺愛される【プロット】
・サブキャラ
皇帝 オーラン(18歳)

父親が流行り病で崩御してしまったため、若くして皇帝の座に就いた。
政治はまともに取り組もうとするも、まだ遊びたい盛り。たびたび変装し、城下に下りる。その時にレン(本物)に出会い、一目惚れ。貴族ではなく商家であるハン家からとしては特別待遇の『貴妃』として迎え入れる。

そのため夜も頻繁にレンの元に通うも、奥手で酒に弱いことが功を奏して、レンが偽物にあることに気が付かない。本人はレンと語らう生活に満足しているものの、一向に夜伽が行われない状況にまわりの臣下は焦っている。

母親ちがいの幼い弟が一人いる。オーランは溺愛しており、仲が良いものの、その母親からは敵視されており、命を狙われることも。そのあたりの騒動がきっかけに聖獣も盗まれ、結果的にレンが投獄されることになる。


レン【本物】(17歳)女性
ヒーローの双子の妹。本名 ハン=レン

家業をよく手伝う果報者。やんちゃな兄をよく叱っていた。商業についてもよく学び、女がてら、将来経営者としての手腕を期待されていた。ハン家で重用していた親の一人息子と幼馴染のように育ち、次第と恋仲に。将来は幼馴染を婿に迎え入れる予定だった――が、幼馴染が流行り病にかかったことがきっかけで、体調を崩し、余命わずかとなったこと。皇帝から後宮入りを命じられたことにより、描いていた夢が全て破られる。

せめて、婚約者であった幼馴染をそばで看取りたい。
その願いを叶えるため、兄のユンが人肌脱ぐことになった。

無事に幼馴染を看取り、タイミングよく後宮入する。
レンが御子を宿し皇后となったことにより、従兄弟が継いだハン家も大きくなる。


・せーちゃん
みずほや連音が持っている白いもふもふ。『燈火国』の聖獣。
聖獣だから、みずほがせーちゃんと呼ぶようになった。

手のひらから少し溢れるくらいのサイズの白いもふもふ。
長い毛足の中にちょこっと顔とか手足が隠れている。爪を出せばけっこう鋭い。

『燈火国』の創世時代に生存していたという龍の末裔。龍とは神の御使いとされており、創世時代に戦争ばかりしていた人間に呆れ、龍は天へ還ってしまったといわれている。人間が平和な御世を築いていればいつか龍も復活すると信じられている。
この末裔は人間の見届け人(?)とされ、代々皇帝に引き継がれていた。
が、六代前皇帝の時代に逃亡。各地で聖獣が奇跡を起こしたという噂から伝承は形を変えて、『神の代わりに奇跡を届ける』聖獣とされている。

けっこう気まぐれな性格。美味しいものに弱い。ジャンクフードが好き。皇帝から逃げ出した原因も高級すぎる食べ物が原因だったりしなかったり。

みずほに懐いているのは、みずほの遠い祖先が創世時代に龍の召使いをしていたから。
最後の時まで献身的な世話をしていた恩を覚えており、彼女の運命の愛のために奇跡を起こす。その輪廻に力を貸せば定期的に現世のジャンクフードが食べられるから、というのもある。
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