本能で恋をする~after story~
「え?」
「もっとしよっ!キス」
「え……ちょっ……かい…ンンン……」

「ん…ごちそうさま!」
もう!結局海斗のペースだ。


「ねぇ、海斗。紺野さんにも謝らなきゃね。びっくりさせちゃったし!」
「あー、そうだな。上手く言っておくから、大丈夫だよ」
そんな訳には……あっ、そうだ!
「明日、四人で食事しよっ!」
「ん?四人?」
「だから、私達と叶斗くんと、紺野さんだよ!
私料理作るから!」
「そうだな……
うん、わかった!伝えとくよ!」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「お邪魔します」
「凛音ちゃん、僕までありがとう!」
「いえいえ。紺野さんも、昨日はすみませんでした。取り乱して……びっくりさせましたよね?」

「いいえ。大丈夫ですよ。初めまして。紺野 美久といいます」
「初めまして。海斗の妻の凛音です。
紺野さん、綺麗な方………」
思わず、うっとりしていると
「フフフ…。
社長達の言う通りの方ですね」
と笑いながら、言った。

「え?」
「いつもお二人が、凛音さんの話ばかりするから、一度会ってみたくて」
「あ////そうなんですね///恥ずかしいなぁ」
お互い笑いあってると

「凛音。腹減った!早く食べよう」
「僕も、久しぶりに凛音ちゃんの料理だから食べれるって楽しみにしてたんだ!」
と海斗と叶斗くんが間に入ってきた。

「あ、そうだね。お口に合うかわからないけど、良かったらどうぞ!」

楽しい食事会だった。
お酒も少し入り、穏やかな時間が過ぎていった。
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