本能で恋をする~after story~
あの時の俺は、偉かったな!
理性を総動員させて、性欲抑えたんだから――――

で、今に至る。
とにかくあの時の二の舞は絶対嫌なので、急いで追いかけた。
「凛音!!ダメ!行くな!また前みたいに怪我でもしたら………」

「大丈夫だよ?ちょっとコーヒーでも飲んでくる。帰りに海斗の好きな、唐揚げ買ってくるから」

「嫌だ!行くな!行くな!行くな!」
そう言って後ろから抱き締めた。
「海斗……。ちょっと頭冷やしたいの。じゃないと海斗に当たりそうだし」

「俺に当たっていいから!全部受け止めるから!手紙もすぐ捨てるし、お菓子も捨てるから!すぐするから!」
必死だった!
とにかく凛音を行かせないように、離れていかないように。
震えていた。身体が。
怖くて……あの時のことが蘇って。

「海斗…
わかった…そこまで言うなら行かない」
なんとか、引き止めることができた。
< 24 / 126 >

この作品をシェア

pagetop