本能で恋をする~after story~
「その後、すぐ海斗が来てくれたの」
「電話は?なんであの男がかけてきたの?」

「あれは、私が怪我をして益々海斗に怒られるから、電話するのが、怖いって言ったから。
代わりにかけてくれたの」
「そうゆうことか」
「うん、海斗…怒った…よね?」


「怒るに決まってる!でも怒んないって言ったし」
「うん」
「でも、なんかお詫びがほしい」
「お詫びって?何をすればいいの…?」

じゃあ……あっ!そうだ。

「凛音。俺の膝の上に乗って!」
「え?」
「いいから!早く!」
「う、うん」
そう言って、あの時のように跨がる。

「ねぇ、凛音。今から俺のこと、イカせて!
俺は何もしないから。凛音が動いて俺を満足させて!」
「え……??
む、無理だよ!!そんなこと、出来ない!他のことにして!」
「ダメだよ。お詫びしてくれるんでしょ?だったら、して!」

凛音の顔が、これまでにないような位、真っ赤になる。
目も潤んでる。
おそらく頭の中で自分がいつもどんな風に乱れて、俺がどんな風に抱いているか想像しているんだと思う。

「凛音、今想像してるでしょ?
それをしてくれればいいんだよ」
更に赤くなる、顔。
「凛音…!は、や、く!!」
< 27 / 126 >

この作品をシェア

pagetop