本能で恋をする~after story~
「あの、海斗。ほんとごめんなさい」
「もういいよ!ただ、次からはもうやめてね。心配するから」
「うん、わかった!」



「ったく、Tシャツ買いに行く暇があるなら、病院行けば良かったのに……」
あ、ヤバ!今のは言いすぎ………

「何、その言い方………!」
「いや、違う!凛音ごめ―――――」


「海斗のばか!!
もう、いい!!」


バタン――――

今のは完全に言いすぎた。
凛音は体調悪いのに、俺の為に買いに行ってくれたんだ。俺があまりにも欲しそうにしてたから。
確かに欲しかった。凛音が体調悪くなかったら、頼んでいたかもしれない。
それを、あんな言い方。

ただ、心配だっただけなのに―――――

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