本能で恋をする~after story~
「ななさん、お待たせしました」
「いえ、こちらこそ突然すみません」
凛音さんを海のある方へ、誘う。
「ちょっと寒いですね…」
「凛音さん、結婚指輪見せてくれません?」
「え…?」
「私も、もうすぐ結婚するんです。どんな指輪にしようか悩んでて……私の周りの友達は結婚してる人いないから」
「あっ、そうなんですね。おめでとうございます。ちょっと待って下さいね!」
何の疑いもなく、指輪を外し渡してくれた。
「綺麗ですね。海斗と選んだんですか?」
「はい。海斗がデザインしてくれたんですよ。こいゆうのもいいと思いますよ。婚約者さんに提案してみたらいいと思いますよ!」
「えぇ、そうですね………
でも、びっくりだなぁ。海斗があなたのような人と結婚するなんて!」
「え?」
海風が私達を包んでいる。でもそれはけっして、いい風ではなく、冷たく寒い風だった。
「あ、あの。もう返していただけませんか?大切な指輪なんです」
「もちろん!
はい!」
「え――――?」
私は力一杯、海に向かって指輪を投げた。
「いえ、こちらこそ突然すみません」
凛音さんを海のある方へ、誘う。
「ちょっと寒いですね…」
「凛音さん、結婚指輪見せてくれません?」
「え…?」
「私も、もうすぐ結婚するんです。どんな指輪にしようか悩んでて……私の周りの友達は結婚してる人いないから」
「あっ、そうなんですね。おめでとうございます。ちょっと待って下さいね!」
何の疑いもなく、指輪を外し渡してくれた。
「綺麗ですね。海斗と選んだんですか?」
「はい。海斗がデザインしてくれたんですよ。こいゆうのもいいと思いますよ。婚約者さんに提案してみたらいいと思いますよ!」
「えぇ、そうですね………
でも、びっくりだなぁ。海斗があなたのような人と結婚するなんて!」
「え?」
海風が私達を包んでいる。でもそれはけっして、いい風ではなく、冷たく寒い風だった。
「あ、あの。もう返していただけませんか?大切な指輪なんです」
「もちろん!
はい!」
「え――――?」
私は力一杯、海に向かって指輪を投げた。