1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ


「えっ、何も言ってないだろ?」

「わかるわよ〜(笑)親は仕事とか?」

「じゃなくていないんだよ、だから………
俺のしてる事は合ってんのかな……」


暫く間があいた


「同情ってこと?」

海斗は頷いた

海斗は菜々美の家の事情を母親に話した


「海斗がさ、その子の事をどう思うかよね
恋愛をしたいのか、ただ彼女の負担を減らしてあげたいだけなのか」

「恋愛?」

「好きなんじゃないの?」

「……わからない、まだ出会って2ヶ月くらいだよ」


「海斗が力になってあげたいって思うなら正直に行動してもいいとおもうけどな、母さんは」

支度するからと母さんは部屋に行った

好き?成田の事が?……

あの家に行って遊ぶのは確かに楽しい

成田と2人なら?



中学で告白されて彼女はいたけど別れようと言われてもすぐ受け入れた

そんなに好きじゃなかったのかもと思ったし腹の立つこともあった

でも、俺は今、彼女が欲しいと思ってはいない

とりあえず明日は行こう

海斗はコンビニに夕食を買いに行った




次の日、成田の家に行くと、俺が健に言っていたように家の鍵は開いていた

一応インターフォンを鳴らしたが返事がない

動いていたら出てくるはずだよなと思いながら

「お邪魔します」

と声をかけて、リビングに入った

ソファに菜々美は横になって寝ていた

スースーと寝息が聞こえる

少し顔が赤いのかな?

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