愛され、溶かされ、壊される
「嫌!」
その瞬間突き飛ばされていた。
一瞬何が起きたかわからなくて、放心状態になる。

彼女もハッとし、簡単に書類を拾い上げ
「すみません、お手伝いに行ってきます」
と告げ去った。
その後、福井がすぐに追っていった。

「三井?大丈夫かよ!どうした?」
「い、いや、何も……」
さすがに悪いことをした。

その後、彼女は気持ちを落ち着かせて戻ってきた。
でも席も少し間を開けて座り、見えない大きな壁ができていた。

謝らなければ………でもタイミングを計れずにいると…



「三ー井さん!」
「え?福井?」
「ちょっと話があって、今日の21時にここに来てくれません?つーか、必ず来いよ!」
紙を、ジャケットのポケットに入れられた。
「来ない選択肢、あんたにねぇから!」

怖い…いや、恐ろしい…。
でも拒否できない何かかそこにはあった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
21時、指定された場所に向かう。
福井が一人、いた。

「福井?」
「三、井さん☆」
何なんだ。この不気味な笑顔――――。

この時初めて思った。
濱野さんに手を出してはいけない。
まず、福井に許してもらわないと―――。

「福井、あの、濱野さんのことだけど――――」
「俺の葵の名前を気安く呼ぶな!!!
お前から葵の名前が出るだけで吐き気がする!」
「福井。だから―――え?なんだこれ?」
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