工業高校のイケメン達に愛されて【番外編】
翔くんとも…たぶん、離れ離れ。
そう考えると、背筋がゾッと凍りついた。
「じゃあ俺、緋奈を送って帰るから。」
いつもの校門での別れ道。
翔くんがあたしの帰宅方面へと体を向ける。
翔くんを含め、あたしと真逆の方向に家があるみんなとはここでバイバイ。
だけど翔くんは今日、あたしと一緒に帰ってくれるから、もう少し一緒にいられる。
あたしが「またあしたね!」と笑顔を向けると、翔くん以外の3人は笑顔を返してくれたり手を振ってくれたりとそれぞれ答えてくれた。
ここからは翔くんと2人並んで歩き始める。
すっかり慣れた恋人繋ぎ。
真冬でも、繋がれたこの手はカイロよりあったかい。
「…明後日だな。」
「へへっ、うんっ!楽しみ。」
翔くんに頷いて、あたしはにこりと笑った。