工業高校のイケメン達に愛されて【番外編】
「緋奈は大学に行きたいと言うかもと思って、今までこつこつと貯めてきたから。
高校受験のときも…大学の学費のためだったの。それに緋奈はやりたいことがあるんでしょ?
見てればわかるよ。」
お母さんの意外な告白に、あたしは面食らった。
高校受験、私立を受験しなかったのは経済的に難しいと言われたから。
お母さんは、あたしが大学へ行くことを見越して…?
あたしのことを全てお見通しなお母さんに思わず涙腺が緩む。
「頑張ってね緋奈。私、応援してるから。」
「お母さん、ありがとう…っ!」
仕事のあとで疲れているだろうお母さんに構わず、あたしは抱きついた。
進学をする決心と共に、必ず…必ず大人になったらお母さんに親孝行をするんだと決心をして、進路希望調査票にペンを走らせた。