幼馴染に恋をして(心愛ver)
中学二年の三学期開始早々担任がHRで
「2月1日 中学入試の手伝いをクラスから5人づつ選出する。」
「え~ 折角の休みに・・」
「何を言っているんだ、お前たちも受験の時にお世話になっただろう」
「でも、寒いし・・休みだし・・」
「手伝いには学校がお弁当も用意する。
と言っても毎年誰も手を上げないからくじ引きな!」
「え~」とクラス全員が悲鳴を上げる・・
他のクラスからも不満の声が聞こえる・・
そんな中「先生、僕やります」と挙手したのが彼・・
「お、藤原 サンキュウ」の声と同時に何人もの女子が手を挙げた・・
先生は苦笑いしながら・・
「藤原以外はジャンケンね」と・・
私は挙手出来なかった
クルミちゃんに「どうして手を上げなかったの」と聞かれた時に
「多分、藤原はそれで手を上げたら私の事を軽蔑するような気がして・・」
それだけじゃなかった・・
本当は自分の気持ちが藤原に伝わってしまって
関係が壊れてしますのが怖かったのだ・・
「確かに・・ココア挙手しなくて正解だったかもね」と言われた。
彼が何故この時挙手したのか私は3年後に知る事になる。
2月4日
登校中に「2月1日のお弁当どうだった?」と聞くと
「懐石弁当で凄く美味しかった。あれだけでやる価値ありだよ」と笑う彼
「何をお手伝いしたの?」
「下駄箱で外履きを入れる袋を渡す係り」
「え、地味・・」
「斉木・・地味って・・俺はズボンだけど女子に
そんな寒いところで仕事させられないでしょ?」
「確かに・・」彼は本当に優しい
三学期の終了式の朝、私は彼を横目で見ながら
「藤原、又身長伸びたよね?」
「あ~ 確かにこの間も母親にズボン直して貰った・・」
「脚ばっかり伸びるんだね」
「なにそれ・・斉木はとまったよな」
「うん。止まった 藤原何センチ?」
「多分、165㎝位かな?斉木は?」
「私は155㎝・・あと、三センチは欲しい」
「その位はいくんじゃない?」
「だと良いな~ 中三はクラス替えがあるから皆バラバラかな?」
「かもな~」
私は彼の少し出た喉仏を盗み見しながら同じクラスになりたいなと思っていた。
朝、彼と登校するのがこの日が最後とは知らないで
呑気に同じクラスでなくてもこの時間は変わらないと思っていた。
「2月1日 中学入試の手伝いをクラスから5人づつ選出する。」
「え~ 折角の休みに・・」
「何を言っているんだ、お前たちも受験の時にお世話になっただろう」
「でも、寒いし・・休みだし・・」
「手伝いには学校がお弁当も用意する。
と言っても毎年誰も手を上げないからくじ引きな!」
「え~」とクラス全員が悲鳴を上げる・・
他のクラスからも不満の声が聞こえる・・
そんな中「先生、僕やります」と挙手したのが彼・・
「お、藤原 サンキュウ」の声と同時に何人もの女子が手を挙げた・・
先生は苦笑いしながら・・
「藤原以外はジャンケンね」と・・
私は挙手出来なかった
クルミちゃんに「どうして手を上げなかったの」と聞かれた時に
「多分、藤原はそれで手を上げたら私の事を軽蔑するような気がして・・」
それだけじゃなかった・・
本当は自分の気持ちが藤原に伝わってしまって
関係が壊れてしますのが怖かったのだ・・
「確かに・・ココア挙手しなくて正解だったかもね」と言われた。
彼が何故この時挙手したのか私は3年後に知る事になる。
2月4日
登校中に「2月1日のお弁当どうだった?」と聞くと
「懐石弁当で凄く美味しかった。あれだけでやる価値ありだよ」と笑う彼
「何をお手伝いしたの?」
「下駄箱で外履きを入れる袋を渡す係り」
「え、地味・・」
「斉木・・地味って・・俺はズボンだけど女子に
そんな寒いところで仕事させられないでしょ?」
「確かに・・」彼は本当に優しい
三学期の終了式の朝、私は彼を横目で見ながら
「藤原、又身長伸びたよね?」
「あ~ 確かにこの間も母親にズボン直して貰った・・」
「脚ばっかり伸びるんだね」
「なにそれ・・斉木はとまったよな」
「うん。止まった 藤原何センチ?」
「多分、165㎝位かな?斉木は?」
「私は155㎝・・あと、三センチは欲しい」
「その位はいくんじゃない?」
「だと良いな~ 中三はクラス替えがあるから皆バラバラかな?」
「かもな~」
私は彼の少し出た喉仏を盗み見しながら同じクラスになりたいなと思っていた。
朝、彼と登校するのがこの日が最後とは知らないで
呑気に同じクラスでなくてもこの時間は変わらないと思っていた。