幼馴染に恋をして(心愛ver)
田所 胡桃 視点
明応中学に入学し、教室で保育園からの幼馴染の翼と話していると
翼の親友で私の友達の藤原が女の子と一緒に教室に入ってきた。
藤原はその子からサクッと離れてこっちに来る・・
何もその子に言わないで・・
その子は切なそうな目を藤原に向けていた。
(あ、この子藤原が好きなんだ・・)それが第一印象。
その後、直ぐに藤原はその子を呼び寄せ、小学校からの友達と紹介してくれた。
女の子らしい子・・
翼は「斉木ちゃん 髪の毛もフワフワしていて女の子だね~」
と言う位 可愛かった。
私は藤原を好きになる事なんて絶対にあり得ない。
小学校で散々、女の子同士の異性トラブルに巻き込まれた。
異性が絡むと面倒なことになる!
と流石に学習していたから、同じ人を好きになるのは避けたかった。
だから藤原が好きなこの子と、私は親友になった。
私はココアが何故、藤原を好きなのかサッパリ解らない。
藤原は誰にでも優しい、私は他の人には冷たくても私だけに優しい人が好き。
一緒に登校しているとココアは言うけれど、
何回かその後姿を見たが、
彼が友達と歩いている時、ココアは少し後ろを歩いている
藤原がココアを巻き込んで会話をしようとはしない
どちらかと言うと、そこにココアが居る事も忘れ、熱中して話し込んでいる。
又、逆にココアが友達と歩いていると
その先を一人でスタスタ歩いて行く。
確かに二だけの時は並んで歩いているけれど
私には違和感しか無かったが、
藤原は見えない境界線があるの事を何となく解っていたから
仕方が無いのかもとも思っていた。
私だったら好きにならないタイプ。
究極、ココアに接している態度も、私に接している態度も
大差ないように感じていたが、これは自惚れか・・とも思った。
私は所詮 翼を介しての塾友達・・
幼馴染で同じマンションに住んでいるココアと
対応が同じだとは思えない・・
別にそれでも私は構わないけれど・・
女子のトークは恋バナがメイン。
ココアには幸せになって貰いたいと思って、色々話は聞いていた。
何時も前向きな話題ばかりだった恋バナに
変化が現れたのは私達が中三になった時だった
「藤原が朝 来ない・・」
聞けば毎朝藤原が出てくるのを
エレベーター前で待っていたと言う(ストーカーか!)
と突っ込みたいは我慢したが
しかも朝だけでなく日常も藤原に会ったことが無いと言い出した
流石にそれは無いだろう
私は藤原が引っ越しをしたと思い
「藤原、本当にそこに住んでいるの?」と聞く
しかもよくよく聞くと、元々藤原と朝の登校時以外会った事が無いと
そんな事あるのか?
我が家は一戸建てだけれど、
近所の人に全然会わないなんて無いぞ!と思ったが口には出せず。
会社勤めのおじさんにはあんまり会わないけれど
それでも休日には挨拶する
藤原って人間なのか?とSFや転生ものが好きな私は思っていた。
私は一瞬、思考がそっちに行き、頭で色々想像をしていたが
当のココアはそれどころでは無くシュンとしてしまっている。
私が見ている限り、藤原になんの変化もなかったし、
翼も何も言っていなかった。
だから「クラスが違うからクラスで色々あるんじゃない」
としか言えなかった。
私だって恋愛経験は無いからアドバイスは出来ない・・
私は聞く事しか出来ないでいた。
ココアが悶々とした日々を送っているのと時を同じく、
「王子が女の子と歩いていた!」
と言う目撃情報を耳にするようになっていた。
私は見ていないし、実際見た子から聴いた訳では無かったので、
ココアには敢えて話さないでいた。
明応中学に入学し、教室で保育園からの幼馴染の翼と話していると
翼の親友で私の友達の藤原が女の子と一緒に教室に入ってきた。
藤原はその子からサクッと離れてこっちに来る・・
何もその子に言わないで・・
その子は切なそうな目を藤原に向けていた。
(あ、この子藤原が好きなんだ・・)それが第一印象。
その後、直ぐに藤原はその子を呼び寄せ、小学校からの友達と紹介してくれた。
女の子らしい子・・
翼は「斉木ちゃん 髪の毛もフワフワしていて女の子だね~」
と言う位 可愛かった。
私は藤原を好きになる事なんて絶対にあり得ない。
小学校で散々、女の子同士の異性トラブルに巻き込まれた。
異性が絡むと面倒なことになる!
と流石に学習していたから、同じ人を好きになるのは避けたかった。
だから藤原が好きなこの子と、私は親友になった。
私はココアが何故、藤原を好きなのかサッパリ解らない。
藤原は誰にでも優しい、私は他の人には冷たくても私だけに優しい人が好き。
一緒に登校しているとココアは言うけれど、
何回かその後姿を見たが、
彼が友達と歩いている時、ココアは少し後ろを歩いている
藤原がココアを巻き込んで会話をしようとはしない
どちらかと言うと、そこにココアが居る事も忘れ、熱中して話し込んでいる。
又、逆にココアが友達と歩いていると
その先を一人でスタスタ歩いて行く。
確かに二だけの時は並んで歩いているけれど
私には違和感しか無かったが、
藤原は見えない境界線があるの事を何となく解っていたから
仕方が無いのかもとも思っていた。
私だったら好きにならないタイプ。
究極、ココアに接している態度も、私に接している態度も
大差ないように感じていたが、これは自惚れか・・とも思った。
私は所詮 翼を介しての塾友達・・
幼馴染で同じマンションに住んでいるココアと
対応が同じだとは思えない・・
別にそれでも私は構わないけれど・・
女子のトークは恋バナがメイン。
ココアには幸せになって貰いたいと思って、色々話は聞いていた。
何時も前向きな話題ばかりだった恋バナに
変化が現れたのは私達が中三になった時だった
「藤原が朝 来ない・・」
聞けば毎朝藤原が出てくるのを
エレベーター前で待っていたと言う(ストーカーか!)
と突っ込みたいは我慢したが
しかも朝だけでなく日常も藤原に会ったことが無いと言い出した
流石にそれは無いだろう
私は藤原が引っ越しをしたと思い
「藤原、本当にそこに住んでいるの?」と聞く
しかもよくよく聞くと、元々藤原と朝の登校時以外会った事が無いと
そんな事あるのか?
我が家は一戸建てだけれど、
近所の人に全然会わないなんて無いぞ!と思ったが口には出せず。
会社勤めのおじさんにはあんまり会わないけれど
それでも休日には挨拶する
藤原って人間なのか?とSFや転生ものが好きな私は思っていた。
私は一瞬、思考がそっちに行き、頭で色々想像をしていたが
当のココアはそれどころでは無くシュンとしてしまっている。
私が見ている限り、藤原になんの変化もなかったし、
翼も何も言っていなかった。
だから「クラスが違うからクラスで色々あるんじゃない」
としか言えなかった。
私だって恋愛経験は無いからアドバイスは出来ない・・
私は聞く事しか出来ないでいた。
ココアが悶々とした日々を送っているのと時を同じく、
「王子が女の子と歩いていた!」
と言う目撃情報を耳にするようになっていた。
私は見ていないし、実際見た子から聴いた訳では無かったので、
ココアには敢えて話さないでいた。