幼馴染に恋をして(心愛ver)
改札を抜けると翼は構内のコンビニ入り二人と別れた
私はその後を追い
「翼」と呼ぶ。
一瞬戸惑う顔をしたが
「胡桃がこの時間に居るの珍しいな」
「うん・・」
「藤原の事か?」
「そう・・」
「どこから見ていた?」
「道場棟を出てから・・」
「どう感じた?」
「藤原が人間だった」プファと翼が笑いながら
「なんだ それ! でも、それが正解」
「そうか・・」
翼は私の頭をポンポンと二度叩いた。
「なんて言えば・・」
「胡桃、恋は一人でも出来る でも恋愛は一人では出来ないんだ・・
邪魔して欲しくない、例え胡桃の親友でも。
彼女の思いが報われる日は来ない」
私はハッとし、翼を見た
「それは翼の意見?それとも・・」
翼は口を一文字にして
「そう、取って貰って構わない」
翼一人の考えでは無い事を・・
私達は別れるまで無言で帰路に着いた。
その晩私はココアにどう話すか考えていた。
翌日の昼休みに昨日よりは少し元気が出ているココアを
訝しく思いながら、どう説明しようか悩んでいると、
朝練で得た情報をココアは嬉々として話し始めた
それはココアにとって都合が良く解釈されていた。
「諦めた方が良いよ」と言える雰囲気は無かった・・
それに私は強く言ってギクシャクした関係になりたくなかった。
だから翼の言葉をオブラートに包み過ぎて口にした。
「ココア 恋心を誰も止められない・・辛い恋になるかもしれないよ」と・・
私は後々 この判断を後悔した。
自分が見て感じた事、翼が言った言葉をキチンと
ココアに伝えれば良かったのだ・・
ゴメン ココア 貴方の恋心を拗らせてしまった原因の一つは
私が臆病者だったから・・
胡桃視点 了
私はその後を追い
「翼」と呼ぶ。
一瞬戸惑う顔をしたが
「胡桃がこの時間に居るの珍しいな」
「うん・・」
「藤原の事か?」
「そう・・」
「どこから見ていた?」
「道場棟を出てから・・」
「どう感じた?」
「藤原が人間だった」プファと翼が笑いながら
「なんだ それ! でも、それが正解」
「そうか・・」
翼は私の頭をポンポンと二度叩いた。
「なんて言えば・・」
「胡桃、恋は一人でも出来る でも恋愛は一人では出来ないんだ・・
邪魔して欲しくない、例え胡桃の親友でも。
彼女の思いが報われる日は来ない」
私はハッとし、翼を見た
「それは翼の意見?それとも・・」
翼は口を一文字にして
「そう、取って貰って構わない」
翼一人の考えでは無い事を・・
私達は別れるまで無言で帰路に着いた。
その晩私はココアにどう話すか考えていた。
翌日の昼休みに昨日よりは少し元気が出ているココアを
訝しく思いながら、どう説明しようか悩んでいると、
朝練で得た情報をココアは嬉々として話し始めた
それはココアにとって都合が良く解釈されていた。
「諦めた方が良いよ」と言える雰囲気は無かった・・
それに私は強く言ってギクシャクした関係になりたくなかった。
だから翼の言葉をオブラートに包み過ぎて口にした。
「ココア 恋心を誰も止められない・・辛い恋になるかもしれないよ」と・・
私は後々 この判断を後悔した。
自分が見て感じた事、翼が言った言葉をキチンと
ココアに伝えれば良かったのだ・・
ゴメン ココア 貴方の恋心を拗らせてしまった原因の一つは
私が臆病者だったから・・
胡桃視点 了