幼馴染に恋をして(心愛ver)
お弁当を食べながらクルミちゃんが
「ココア 辛くない?」とボソっと口にした・・
「私は翼が あ~君と呼ばれていただけで嫌なの・・
そう呼ばれる理由を聴いてもなんかやっぱり・・」
「辛い・・」と口にしたら涙が零れた・・
「ココアごめん」
「クルミちゃん、謝らないで・・私がダメなだけだから・・」
「ココアは全然ダメじゃないよ!」
「ねぇ クルミちゃん、どうして私はあの子じゃないのだろう?
どうしてあの子は藤原を 海斗って呼び捨てに出来るの? どうして?」
私は自分で口にした言葉(どうして私はあの子じゃないのだろう?)に・・
気が付いた・・私があの子になれば良いのだ・・
「ココア キチンと藤原に告白したら?」
「え?」
「ココア、今のままじゃ苦しいだけだよ。」
「だって もし告白してダメだったら、私は今みたいに友達として
傍に居る事も出来なくなるは、耐えられないよ」
「もし、断られても 自分の気持ちにケリを着けたかった 有難う。
これからも友達として接して、と言ってみるのは?」
私はいいアイデアが浮かんだ。
だから今その思いやりにイラっとした
「クルミちゃん、安藤君に同じ事を今、言える?
自分が出来ない事を私にやれって言わないでよ!」
「ゴメン・・」
私はクルミちゃんに怒りながら
(告白するのは今じゃない・・私があの子になってから告白すれば良いのだ・・)
と思っていた。
その日、私はクルミちゃんとそれ以上話さなかった・・
家に帰り、あの子になる方法を考えた・・
まず外見から・・私は茶色のフワフワのくせ毛・・
あの子は真っ黒のストレート・・
高校生で髪の毛は染められないから
明日からヘアーアイロンで伸ばす事にした。
あの子の前髪は真直ぐ下りていた・・
私みたいにサイドに流れていない・・明日から真直ぐに・・
そして翌日から私はあの子が目に入いると
仕草や笑い方、話し方を頭に、眼に耳に焼き付けた。
そんな事に集中していたら、勉強が疎かになるのは当然で
私の成績は下降の一途を辿った。
親に怒られクルミちゃんには
「一緒に勉強しよう」と声を掛けてくれたのに、
私はあの子になる事を優先させた。
それを後悔するのは2年生になってから・・