トンネルの向こう側
「ねぇ、将大、同じ歳とは思えない話しだね〜
凄く努力してきたんだね。スゴイよ!」

「ハハハ。全て岡部さんと恭一さんのおかげ。
本当に金と住むところは心配なくなったからさ。

あのさ、気が早いかもしれないけど…
オレとさやかは誕生日が同じでもうすぐだろ?
2人だけでお祝いしないか?」

「え?覚えてたの?木曜日だ…私仕事だよ。
将大もでしょう?」

「うん。でもさ、2人でいたいんだよ。」

「じゃあ、ウチにくる?」

「いいの?ヤッタ〜!
オレ、仕事終わったらさやかのマンションに行くからさ! お祝いしよう! 」

「仕事帰ってからだから、ご馳走作れないよ〜」

「ケーキと飲み物は、オレが持ってくしスパゲティとサラダでも作ってよ! な!」

「プロの将大の口に合うかな〜心配。」

「オレは、普通だよ! グラタンでも良いよ!」

「わかった。頑張ります!」

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