トンネルの向こう側
執刀医が手術着のまま、出て来た。

将大、恵、恭一 刑事が先生を囲む。

「先生! さやかは大丈夫ですか?」

「はい。命に別状ありません。
小腸に損傷がありましたので、塞ぎました。
ナイフの刃渡りが短かったのが幸いし、
他の臓器は大丈夫です。

2、3日は集中治療室になりますが、
意識が戻ったら普通の病室へ移動します。
では、失礼します。」

みんなで、ありがとうございましたと何度もお医者さんにお礼をした。
将大も恵もヘナヘナと床に崩れた。
刑事さんと恭一でベンチに腰掛けさせた。

将大は、さやかの両親に電話して、
手術の結果命に別状ないと報告した。

恭一も岡部さんと、尚美と有紗にも連絡した。
みんな、一安心していた。

すると、手術室から体にいろんなチューブをつけた さやかがストレッチャーで運ばれてきた。

すぐ上の階の集中治療室へ運ばれる。

将大や恵、恭一は、「さやか!」
「さやかちゃん…」 「さやかちゃん頑張れよ」
と声を掛けて集中治療室の前まで付いて行った。


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