契約結婚のはずが、極上弁護士に愛妻指名されました
「うちの事務所の弁護士たちが、そんな危なかっかしい話に乗るとは到底思えない。佐々木先生に、バレたら身の破滅だし、うまくいってもそれほど旨味のある話でもないだろう? そりゃ君と結婚してる間は曲がりなりにも所長の娘婿になるわけだから多少はなにかあるかもしれないが、それも二年足らずのことだからね」
至極もっともな瀬名の指摘が渚の胸にグサグサと刺さる。
渚はただうつむくしかなかった。
その渚をよそに瀬名はまるで法廷にいるかのようにスラスラと言葉を繋げていく。
「しかも佐々木先生は元裁判官だ。いわば嘘を見抜くプロ。普通の人の嘘など簡単に見破ることが出来る。だから君も本当に計画を実現したければ、相手は慎重に選ぶべきだ。協力してくれるなら誰でもいいというわけじゃない。ましてや音川さんは……あの人は案外態度に出るよ」
でもなにやら話の矛先が少し変わったような気がして渚は恐る恐る顔を上げる。すると瀬名は膝の上で手を組んで、真っ直ぐに渚を見つめていた。
「あの……?」
至極もっともな瀬名の指摘が渚の胸にグサグサと刺さる。
渚はただうつむくしかなかった。
その渚をよそに瀬名はまるで法廷にいるかのようにスラスラと言葉を繋げていく。
「しかも佐々木先生は元裁判官だ。いわば嘘を見抜くプロ。普通の人の嘘など簡単に見破ることが出来る。だから君も本当に計画を実現したければ、相手は慎重に選ぶべきだ。協力してくれるなら誰でもいいというわけじゃない。ましてや音川さんは……あの人は案外態度に出るよ」
でもなにやら話の矛先が少し変わったような気がして渚は恐る恐る顔を上げる。すると瀬名は膝の上で手を組んで、真っ直ぐに渚を見つめていた。
「あの……?」