契約結婚のはずが、極上弁護士に愛妻指名されました
言い淀みうつむく和臣に、龍太郎はその後何年もの間、和臣が幾度となく思い出すことになる言葉を口にしたのだ。
『困っている家族を放ってはおけないという君のその決断を私は支持するよ。法律家は知識だけでは、人を救うことはできない。窮地にある人を自らの手で救わなければというその使命感が何より大切なんだ。何年かかってもいい。君は必ず弁護士になれ』
和臣の父親はその後母の献身的な介護と、本人の賢明なリハビリの甲斐あってほぼもとどおりの生活に戻ることができた。
今も実家は両親と兄夫婦で農業を続けられている。
そして和臣は龍太郎の言葉を胸に、五年かかって無事司法試験に合格したのだ。
あの時、龍太郎にあのように声をかけられていなかったら、今の自分はなかっただろうと強く思う。
『困っている家族を放ってはおけないという君のその決断を私は支持するよ。法律家は知識だけでは、人を救うことはできない。窮地にある人を自らの手で救わなければというその使命感が何より大切なんだ。何年かかってもいい。君は必ず弁護士になれ』
和臣の父親はその後母の献身的な介護と、本人の賢明なリハビリの甲斐あってほぼもとどおりの生活に戻ることができた。
今も実家は両親と兄夫婦で農業を続けられている。
そして和臣は龍太郎の言葉を胸に、五年かかって無事司法試験に合格したのだ。
あの時、龍太郎にあのように声をかけられていなかったら、今の自分はなかっただろうと強く思う。