ただ、一緒にいたい
同窓会当日。
もちろん俺は行く気がないが、愛月の顔が見たくて、影からこっそり見ようと会場へ向かった。

「岸。ここで、待っててくれ」
「はい。いいんですか?同窓会終わりそうな時に連絡してくれれば、お迎えに来ますよ!」
「いや、いい!愛月の顔を見るだけだから」
「わかりました」



会場は外のパーティー会場だった為、簡単に見ることができた。

そして、愛月は高校の時と変わらず、優しくて可愛い雰囲気のままそこにいた―――――

綺麗だ……
ヤバい!
声が聞きたい。
触れたい。




「来るんじゃなかった……」
こんなに苦しむなら、来なきゃ良かった。

「帰ろ…」
早く家に帰り、熱いシャワーを浴びて忘れよう。
そう思い、踵を返すと………


「彰くん?」
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