ただ、一緒にいたい
兄貴の告白に愛月は何の迷いもなく言ってくれた。
「彰くんの傍にいます!!」

愛月には敵わない。
どこから、こんな強さが出てくるんだ。

愛月が覚悟を決めるなら、俺は命懸けで守るだけだ。



「じゃあ俺、帰るわ!あっ、そうだ!俺は西竜会・会長の西山 猛!“猛”って呼んでね!こう見えても君達と三つしか変わらないんだから!」
「え、あ、猛さん!ありがとうございました!」
「じゃあね!あずちゃん!彰!」
兄貴は後ろ手で、手を振り家を出ていった。


「あずちゃん……ありがとう…受け入れてくれて……」
「ううん」
「大丈夫!俺が命懸けで守るよ!今度こそ!」
「それはダメ!!」
愛月の真っ直ぐな澄んだ目が俺を見上げる。
「え?」
「命を粗末にしないで?それは彰くんの命も、他の人達の命もだよ!命を粗末にしない!それだけ約束して!」
そう言って愛月は小指を立てる。

そんな愛月にフワッと微笑み、
「わかった!命を粗末にしない!」
そう言って俺も小指を絡ませた。
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