ただ、一緒にいたい
「彰くんは入れ墨とか入れてないんだね…」
いつものように愛月を愛した後、腕枕して頭を撫でていると、俺の胸に触れながら愛月が言った。

「それは頑なに入れなかった!兄貴には言われたけどね!」
「そっか…」
「ん?入れてた方がよかった?」
「ううん。そんなことないよ!痛そうだし……」

「ん……」
愛月が俺の胸にキスをする。
「私…彰くんの為に何ができるかな……?」

「俺の傍にいてくれたら、それだけで十分だよ…!」
「それは彰くんが嫌って言ってもいるよ!」
「それで十分」
「もっとワガママ言って!」

そう言われてもな……
「じゃあこれ以降、辛い時、苦しい時、泣きたい時まず俺に一番に頼って!絶対一人で悩まないで!我慢もしないで!
俺がすぐ駆けつけて、守りたい。守らせてほしい!」
「それ、ワガママじゃないよ…」
「でもそれが俺の願い!」
「わかった!」

「あと。兄貴!」
「え?」
「兄貴にむやみに心許さないでね!」
「でも顔そっくりだよね(笑)」
「全然嬉しくない…」
「フフフ…」
「笑わない!兄貴に勝手に会ったりしたら、あずちゃんが失神するまで、抱くから!」
「し、失神!?」
「そう!失神!約束だよ!」

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