俺のことずっと好きでいろよ
「そうかな?」

「そうだよ。蛇ににらまれた蛙みてぇじゃん。
力の差歴然でさ。何が決勝進出だってかんじでさ。
盗塁だって全然させねぇし、どんな必死でリードしたってどこのコースでも打ちやがるし、ばかみてぇにボール飛ぶし、相手の球は桁違いに切れてて、変化球なんて消えてまったくみえねーし。
何なの?このだささ。」

はじめて聞く琉希くんの泣き言…

わたしは思わずプッと噴き出した。

「ほんとだね。だっせー。」

「は?」

琉希くんが眉根を寄せてわたしを見た。

「おまえがそれ言うなよ。ここはなぐさめるとこだろ?」

「なぐさめない。だってなぐさめてほしいなんて思ってないじゃん?」

「は?」

「ほんとはワクワクしてるくせに。そんなやつらと戦えて、今度こそ倒してやろうって。」

「……」

そしたら一瞬間があって、琉希くんがそのあとクスクス笑いだした。

「おまえ…」

そして笑いながら言った。
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