俺のことずっと好きでいろよ
「え?上田、なに?青山さんに告ってんの?」

「え?ちがっ!」

「青山さん好きなの?」

何人か集まってきて、上田くんをイジリ出した。

「いや、わたしの髪が綺麗って言ってくれただけだし!」

あまりにも上田くんをイジるのでわたしはきっぱり言い切った。

「え?あ、そーなの?」

「うん。ほんと綺麗だよね。髪。」

「俺も思ってたー。」

上田くん見るとほっとした顔。
よかった…。

なんとか洗い終えたところで麻里がやってきた。

「みのり終わった?」

「あ、麻里。なんとかね。油取れたよ。」

「じゃ青山さん。これで終わりってことで。」

上田くんはそう言うと男子のところに走ってった。

「ねえね。上田くんとなんかあった?」

上田くんが去るとわたしの脇腹をくいくい押してきた麻里。

「え?いやまあ…なんかいろいろ…」

「何よ?」

「髪キレイとか言われて、それ以外取り柄ないからって言うとそんなことないとかかわいいとか言われて、んで…男子が何人か来て冷やかしてた。ってとこ…」

「へぇー。やるね。みのり。」

「何が?」

麻里の顔がニヤニヤしている。

「モテてんじゃんってこと。」

「は?ないよ。麻里に言われてもね。」
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