俺のことずっと好きでいろよ
みのりの横にいる男を顎でしゃくった。
見るとキラキラした目で俺を見てて、なんだコイツ?

「あ、弟。」

「は?」

青山晴斗(あおやまはると)っす。」

ペコリと頭を下げた。

「なんか近くで友達と待ち合わせしてるっていうから一緒に来たの。」

弟なんていたのか…

「今宮さんのことはいろいろ父からも聞いてます。また俺の球も受けてほしいっす。」

「え?ピッチャーやってんの?」

「はいっ!来年頑張って綾川入るんで!お願いしますっ!」

マジか。1年下ってこと?
どっかのボーイズにいたんだろうか?

「どこでやってんの?」

「横浜ボーイズっす。」

あー神奈川か…じゃぁわからないかもな。
俺は西東京だし…

「けど、俺なんて今にわかでやっただけのキャッチャーだし、あんまり期待すんなよ。」

「ぜんぜんにわかじゃないって父も言ってます。ほんとによろしくお願いします!」

ひたすらキラキラした目で俺を見てくるし、まるでほんとにきょうだいそろいもそろって…ほんとにおんなじ性格かよ?

こんなとこで3人立ち話してんのもなんだし、って思ってたら…

「晴斗!」
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