俺のことずっと好きでいろよ
向こうから男の声がして、きっと待ち合わせをしていたのであろう男が走ってきた。

で、そいつが…なぜかみのりを一目見て、目の色が変わった。

「あ、みのりも一緒?」

みのり?
呼び捨て?

「あ、ちがうちがう。ねぇちゃんは今宮さんと待ち合わせ。たまたま同じ場所だったし一緒に来ただけ。」

「え?」

その男は俺がいるのをはじめて認識したのか、こちらを見た。

俺と張り合えるほどのイケメンのその男もきっと野球をやっているのであろう体つきをしている。

まだ中3だからかちょっと子どもっぽいそのカンジもきっと1年もたてば大人っぽくなるだろう。

「みのりのカレシ?」

「ちがっ…」

「そうだけど?」

みのりがあわてて否定しようとしたけど、かぶせて俺が言った。

「ふうん。」

その男は俺を上から下まで値踏みするかのようになめた。

イラつく男だな。

「みのり行くぞ。」

びっくりして固まってるみのりの手をひっぱると俺たちはその場所を後にした。

ふんっ!
上等じゃねーか。
俺に挑む気かよ。
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