Favorite Love~本命は一番近くにいた~


「理輝!」

え?

ベッドの上に理輝が座っていた。
笑いながら、理輝と、亜輝さんと、お母さんと、お父さんが談笑してる。

「理輝?大丈夫なの?」

「結菜。」

理輝がわたしを見て、そして笑った。

「なんとかな。心配かけたな。」

ほっとした。
理輝が笑ってたから。

どういう容態なのかわからないけど、笑ってたから、嬉しかった。

そしたら、安心して涙が流れてきた。

そしてわたしは病室に入ったばかりのその場所で、ひたすらでてくる涙をぬぐうことも忘れて、どさってそこに荷物を落とすように置くと、

「よかったぁ~。」

と思わず、安堵の声をあげた。
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