HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
「久世…色々と面倒掛けますね…」

「いえ…」

披露宴も終え、控室で寛ぎながら兄と久世さんは御祝儀を整理していた。

「お返しも大変そうだね」

「そうですね…」

「瑞希たちはもう帰っていいわよ…」

「あ、うん」

「そうだな…俺達は先に帰るか…」

匠君と遊んでいた隼也さんがソファから腰を上げた。

「じゃ俺達は先に帰ります。お義父さん」

「あぁー…今日はありがとう…隼也君」

「じゃお兄ちゃん…私達は先に帰るね…」

「今日はありがとう…瑞希」

私達は先に控室を出た途端、久世さんも出て来た。

「…社長命令で、院長夫妻をマンションまで送り届けるよう言われました」

「え、あ…別にいいのに…」

「別にいいぞ・・・俺達タクシーで帰るし…」

「身重の瑞希さんが心配なんですよ…社長は…」

「医者の俺が一緒に居るのに…」

「まぁ、社長命令なので…お送りします」

< 259 / 262 >

この作品をシェア

pagetop