HONEYBEE(1)~アラフォードクターと一夜から始まる身代わり婚~
結婚披露宴もクライマックス。

花束贈呈では、花嫁よりも花婿の方が号泣。
お兄ちゃんに触発され、父も号泣した。

「本日はありがとう御座いました。宇佐美社長」

披露宴を終え、帰ろうとする宇佐美社長と鉢合わせした。

「いい披露宴だったよ…一ノ瀬社長と会長の号泣には驚いたけど」

「花嫁よりも大泣きする花婿なんて…本当に…あり得ませんよね…」

「それよりも・・・色々と二人のお世話をしていた女性は…」

「あ、ウエディングプランナーの水瀬葵さんですか?」

「水瀬?」

宇佐美社長は神妙な顔つきになった。

「水瀬葵と言うのか…へぇー…」

「水瀬さんがどうかしました?」

「別に…ありがとう…瑞希さん…あ…おカラダ大切に…」

宇佐美社長は短く手を振って、一階のロビーへと階段を下りて行った。







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