いやな、やつ



「外そうものなら、次は手錠にしてやる」



倉持の瞳の奥で
独占欲のようなものが光った気がした。


絶対、絶対気のせいだけど。




曖昧に頷いた私に、倉持は妖しく微笑んだ








そしてその後

倉持は何事も無かったかのように
私を家まで送ってくれた。



「倉持、わざわざありがとう
あとプレゼントも…」



倉持の帰り際、私は恥ずかしながらもお礼を伝えた。


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