二次元に恋するアラサー女子、ついに夢主になるっ!これは夢ですか、現実ですか?!
壁に背を当て身を小さくする。
そして私はドキドキする胸を押えた。
ビックリした。
まさかアズールがこっちを見るなんて思わなかった。
「シャルロット、こんなところで何をしているんだ?」
「ぎゃっ!」
突然声をかけられ、私は体をびくつかせながら可愛くない悲鳴を上げた。
そこには怪訝な顔をしたアズールが私を見下ろすように立っている。
「ビックリした……。えーっと、えーっと、騎士団の訓練に興味があったからちょっと見学していただけよ」
私はしどろもどろになりながらも、それっぽい言い訳をする。
ていうかやっぱりアズールかっこいい。
背が高いし隊服がよく似合っている。
見下ろされているのに何かときめく。
ふいにアズールは私の髪に触れた。
ドキッと跳ね上がる心臓はどんどん鼓動を増していく。
(な、な、な、な、なに?!)
アズールとの距離の近さに息が止まりそうになった。
「これは?」
すっと髪を鋤かれたかと思うと、アズールの手の中には蝶の髪飾りが握られている。
「あ、これはジャンクがプレゼントしてくれて……」
言うや否や、アズールはそれをぐしゃっと潰した。
「ちょっと!何するの?」
咎めようと前のめりになった私はアズールの大きな胸に阻まれて一歩後退り、行く手を失って再び背中が壁に付いた。アズールはそのまま私の顔の横に手を伸ばす。
……これって壁ドンじゃん。
そして私はドキドキする胸を押えた。
ビックリした。
まさかアズールがこっちを見るなんて思わなかった。
「シャルロット、こんなところで何をしているんだ?」
「ぎゃっ!」
突然声をかけられ、私は体をびくつかせながら可愛くない悲鳴を上げた。
そこには怪訝な顔をしたアズールが私を見下ろすように立っている。
「ビックリした……。えーっと、えーっと、騎士団の訓練に興味があったからちょっと見学していただけよ」
私はしどろもどろになりながらも、それっぽい言い訳をする。
ていうかやっぱりアズールかっこいい。
背が高いし隊服がよく似合っている。
見下ろされているのに何かときめく。
ふいにアズールは私の髪に触れた。
ドキッと跳ね上がる心臓はどんどん鼓動を増していく。
(な、な、な、な、なに?!)
アズールとの距離の近さに息が止まりそうになった。
「これは?」
すっと髪を鋤かれたかと思うと、アズールの手の中には蝶の髪飾りが握られている。
「あ、これはジャンクがプレゼントしてくれて……」
言うや否や、アズールはそれをぐしゃっと潰した。
「ちょっと!何するの?」
咎めようと前のめりになった私はアズールの大きな胸に阻まれて一歩後退り、行く手を失って再び背中が壁に付いた。アズールはそのまま私の顔の横に手を伸ばす。
……これって壁ドンじゃん。