江藤くんはループしがち
「本当にこの世界がループしてるとして、どうして原因が俺だって思うの?」
「それは……」
この質問には答えられなかった。
2月8日に江藤君は死ぬ。
それを伝えられた直後にループしているだなんて。
黙り込んでしまったあたしを見て江藤君は首をかしげた。
「まぁいいや。俺のこと調べたいなら、調べればいいし。俺についてきたければくればいいよ?」
「い、いいの!?」
あたしは目を見開いて江藤君を見た。
江藤君は嫌な顔ひとつせずにうなづいている。
「それで緑川さんが抱えている悩みがはれるならね」
え、それってどういう意味だろう?
ポカンとしてしまったとき担任の先生が教室に入ってきて、肝心な部分を質問することはできなかったのだった。
「それは……」
この質問には答えられなかった。
2月8日に江藤君は死ぬ。
それを伝えられた直後にループしているだなんて。
黙り込んでしまったあたしを見て江藤君は首をかしげた。
「まぁいいや。俺のこと調べたいなら、調べればいいし。俺についてきたければくればいいよ?」
「い、いいの!?」
あたしは目を見開いて江藤君を見た。
江藤君は嫌な顔ひとつせずにうなづいている。
「それで緑川さんが抱えている悩みがはれるならね」
え、それってどういう意味だろう?
ポカンとしてしまったとき担任の先生が教室に入ってきて、肝心な部分を質問することはできなかったのだった。