クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
 頭を下げたままの桃華は、反応のない副社長に不安になりそ~っと様子を伺う。

 そこには、クールな副社長ではなく、ポカンとした副社長。

 怒っている訳でも、嫌がっている訳でもなさそうだが、表情では全くわからない。

「あの~」と桃華が声を掛けた。

 そして、我に返った樹が素っ頓狂な声を上げる。

「ブログ⁉️」

「はい……。ダメですか?」

「イヤイヤ。聞きたいことがそれ?」

「はあ。昨日、お店では驚きすぎて聞きそびれたので……」

「他に色々あるだろう?」

「……?何だろう……」

「プッハハ。桃華最高!普通は、ショップの敷地や俺の事あれこれ知りたがるだろ」

「あっ、パンはどなたが焼いてるんですか?副社長はお手伝いされてるのでしょうか?」

「他に気になるのはそれ?まあ、いい。これからお互いの事をじっくり知っていこう。で?ブログと言うのは?」

「はい。私、毎食パンを食べるくらいパンが大好きで、食べたパンをブログで紹介してるんです」

「ちょっと待った!」突然話を止める樹。



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